田中将大が降板直後の8回、ヤンキースのダグアウトに酩酊ファンが落下
ダグアウトの屋根からグラウンド侵入を試みるも失敗
24日(日本時間25日)にシアトルで行われた一戦は、マリナーズ岩隈久志投手とヤンキース田中将大投手の“元楽天エース対決”として注目を集めた。が、実は2人が降板した後の8回に、ヤンキースのダグアウトは思わぬハプニングに見舞われた。なんと酩酊状態のファンが落下してきたという。地元紙「ニューヨーク・ポスト」電子版が伝えている。
ヤンキース先発を務めた田中が、7回を6安打無失点に抑え、4点リードの8回裏からマウンドを2番手クリッパードに譲った、その時だった。ヤンキースが使う三塁側ダグアウトの屋根に腰掛け、両足を投げ出していた酩酊状態のファンが1人。グラウンド目掛けてジャンプしたようだが失敗し、ダグアウトの階段の上に落下したと、記事は伝えている。
この時の様子を目撃した捕手ローマインは、落下した男性の様子について「泥酔しているようだった」と話したという。また「誰かが怪我をするのは見たくないけど、ダグアウトは関係者以外入れない。そんな準備もしてないからね。対応してくれた警察は立派な仕事をしてくれた」と、すぐさま男性をつまみ出した警察に感謝したそうだ。
ジラルディ監督は、思わぬハプニングに「少し気が動転してしまった」と話したそうで、「何もするべきではない状態だった」と男性の酩酊ぶりを表現したそうだ。
一歩間違えれば大事故につながりかねなかった出来事が、危うく試合に水を差すところだった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count