1日限り? 大谷翔平が防御率1位浮上 ダル以来の快挙へ“先発復帰”が鍵
2年連続ならパではダルビッシュ以来
7月24日の救援登板を最後にマウンドから遠ざかっている日本ハムの大谷翔平投手がパ・リーグの防御率トップに立った。1か月以上登板はないが、これまで防御率1位だったロッテの石川歩投手が26日のソフトバンク戦で3回8失点と炎上。唯一1点台(1.81)だった防御率が2.31まで悪化し、2.02の大谷が1位に浮上した。
二刀流右腕は昨季、防御率2.24で自身初の最優秀防御率に輝いており、2年連続となれば、パ・リーグでは2009年、10年のダルビッシュ有(現レンジャーズ)以来の快挙。だが、最後の先発登板となった7月10日のロッテ戦(札幌ドーム)で右手中指のまめをつぶした大谷に関しては、いまだ具体的な投手復帰日は明らかにされていない。また、26日まで日本ハムの規定投球回は116回で、大谷の投球回も116回。27日の西武戦で1イニング以上を投げなければ、規定投球回不足でランキングからも外れることになる。
25日には「もうマウンドに戻れる状態です。『いけ』と言われたところでいけるようにするだけです」と話していた大谷だが、26日の西武戦は体調不良で急遽、欠場。防御率1位の座も1日だけとなる可能性は高い。
打者としても飛躍を見せる22歳は規定打席未到達ながら打率.337、19本塁打、51打点の好成績をマークしており、投手としても3年連続2桁勝利まであと2勝。現在、防御率2位の石川や同3位につけるチームメイトの有原航平らライバルも多いが、2年連続の最優秀防御率の可能性も十分残されており、早期の先発復帰が待たれるところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count