上原浩治は終盤戦の“切り札” 右腕の回復に「レ軍は勇気づけられる」
PO進出争うレッドソックス、復帰迫る上原の状態にファレル監督も手応え
右胸筋を痛めて故障者リスト(DL)入りしているレッドソックスの上原浩治投手がシーズン終盤戦の“切り札”として期待されている。球団公式サイトが「レッドソックスはコウジの進捗に勇気づけられている」との見出しでレポートしている。
41歳右腕は7月19日(日本時間20日)のジャイアンツ戦に登板した際に負傷。その後、リハビリを続け、今月中旬には遠投を行うなど復帰に向けて着実に前進している。
記事では今月26日(同27日)にブルペンで50球以上を投じたことに触れつつ、打者に対する投球練習が近いこともレポート。ジョン・ファレル監督も「とてもよかった。53球、いい力の入れようだった。月曜日にもう1度ブルペン入りし、打撃練習形式の登板も近いはずだ。彼はここのところ、とても良好な経過を見せている」と話し、右腕の回復に手応えをつかんでいるという。
チームは現在、ア・リーグ東地区で首位ブルージェイズと1ゲーム差の2位につけるなど、プレーオフ進出に向けて勝負所を迎えている。一時負傷離脱した守護神キンブレルは今月から復帰しており、今季セットアッパーとしてスタートした上原が戻ってくれば、さらなる追い風となる。記事でも「レッドソックスは8回を安定して任せられるリリーフ投手の存在がネックとなっており、ウエハラの復帰は9月において重要となってくるだろう」と大きな期待を寄せている。
2013年のワールドシリーズ制覇でも守護神として大きく貢献した上原。今後の回復具合が注目される。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count