金本阪神が本拠地で痛い3連敗 混戦続くCS争い
勝負所で粘れず悔やんだ岩貞
夏休み最後の本拠地ゲーム。阪神は28日のヤクルト戦(甲子園)で1-3で敗れ今季10度目の3連敗、今季6度目の同一カード3連敗となった。
先発・岩貞祐太投手が5回8安打3失点で9敗目。クライマックスシリーズに向け3タテは絶対に阻止したい所だったが「今日は調子自体は悪くなかったので、なんとかチームが勝っている状況で後ろへつないでいきたかったのですが、それができず悔しい」と唇をかんだ。
ヤクルト先発・山中は母校・必由館高の先輩。プロ入り後、初の投げ合いは、緩急を使った投球で 9回を投げ抜いた先輩に軍配が上がった。1点リードの5回に味方エラーからリズムを崩した。1死一、三塁からバレンティンに同点となる左前タイムリーを浴びると、西浦には左翼線へ2点適時打。この回、一気に逆転を許した。試合後に岩貞は「特に抑えたい気持ちで投げたのですが。勝負所で粘ることができなかった」とリードを守れず降板したことを悔やんだ。
夏の長期ロードを終え本拠地に帰ってきた金本阪神だったが、甲子園凱旋で待っていたのはまさかの3連敗。4位・ヤクルトには1ゲーム差をつけられ、3位・DeNAまでは3.5差。混戦が続くCS争いは最後まで目が離せない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count