ダルビッシュ、緩急生かし5勝目 女房役も満足「カーブでタイミング崩せた」

ダルビッシュが早くも信頼置くルクロイ、優勝へ「1試合1試合勝って行きたい」

 8月1日のトレード期限で移籍してきたルクロイだが、ダルビッシュは早くも絶大な信頼を寄せている。初めてコンビを組んだ2日(同3日)のオリオールズ戦では、ルクロイのサインに首を振った3球をいずれも本塁打され「次回はもっと信用するべきだと思う」と発言。さらに、前回登板の24日(同25日)レッズ戦では、球審のストライク・ボールの判定に苛立ちを見せたが、試合後にビデオで確認すると球審が正しかったと判明したとして、「ルクロイのキャッチングがよすぎて、僕の心が乱れた」と冗談交じりに振り返っていた。そして、この試合でもルクロイの効果的なリードが光った。

 打線は3回に集中打で4点を奪い、岩隈をKO。ルクロイもチーム5点目となるタイムリーを放ち、「相手投手の岩隈がいいピッチングしていたが、打ち崩してあのような得点をたくさん取れた。(ダルビッシュへ)良いサポートになった」と満足気に振り返った。

 ダルビッシュは7回2死一、三塁のピンチで降板し、後続の投手が打たれたため失点は「3」となった。それでも、今季最多の110球を投げ、5勝目をマーク。レンジャーズは地区優勝へ着実に進んでおり、ルクロイは「当たり前のことを当たり前と思わないで、毎日一生懸命プレーして、1試合1試合勝って行きたい」と話した。

 頼れる女房役とともに、ダルビッシュがエースとしてチームを牽引していくckup

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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