好機演出のイチローを指揮官称賛「大きな2安打」 歴代安打数で27位浮上

5試合ぶり快音、通算3011安打&日米23年連続2桁盗塁

 マーリンズのイチロー外野手が29日(日本時間30日)の敵地メッツ戦で2試合連続でスタメン出場し、自身今季21度目のマルチ安打を放った。メジャー通算3011安打でウェイド・ボッグスを抜いて歴代単独27位に浮上。しかしチームは延長10回にセスペデスに被弾し、サヨナラ負けを喫した。マーリンズのドン・マッティングリー監督はベテランの打撃を称賛しつつ、ナ・リーグ東地区のライバルに競り負けた展開を嘆いた。

 この日、「6番・ライト」で先発出場したイチローは2回先頭の第1打席で空振り三振となったものの、4回2死走者なしの第2打席でチーム初ヒットとなる左前安打をマーク。直後に二盗も成功させ、チャンスを広げた。その後、2つの四球で満塁としたが、フェルナンデスが三ゴロに倒れ、得点はならず。それでも0-0と均衡した展開が続いた8回、イチローは2死走者なしの場面でセンター右へはじき返すと、快足を飛ばして一気に二塁へ。その後、スクラッグスの二塁打で生還し、貴重な先取点をもたらした。

 しかしその裏、マーリンズは右腕ラモスの暴投で追いつかれると、延長10回、セスペデスにサヨナラ弾を被弾。痛恨の逆転負けで3連敗を喫し、メッツと地区2位で並ばれた。

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