好機演出のイチローを指揮官称賛「大きな2安打」 歴代安打数で27位浮上
マッティングリー監督「勝つチャンスを作ったが、あと一押し足りなかった」
試合後、マッティングリー監督は5試合ぶりに快音を残したイチローについて「大きな2安打。いずれもタイムリーな場面で出た」と称賛。それでも、ライバルに競り負け、ワイルドカード争いでも一歩後退となった結果に「勝つチャンスを作ったが、あと一押し足りなかった」と肩を落とした。
この日、4打数2安打1得点1盗塁と結果を残したイチローは節目の記録にも到達。MLB通算3011安打とし、3010本のボッグスを抜いて歴代単独27位に浮上。盗塁も今季10個目でメジャー16年連続、オリックス時代からは23年連続の2桁盗塁を達成した。
この様子は地元紙メディアも速報で伝えており、地元紙パームビーチ・ポストのジョー・カポッツィ記者やMLB公式サイトのジョー・フリサロ記者らが首位打者5度、殿堂入り選手のボッグス超えをツイッターでレポート。MLB公式サイトもこの日の記録として「イチローは2016年、10盗塁目。MLBの16年間で毎年2桁盗塁を記録」と伝えた。また、米国内では42歳以上の2桁盗塁が史上4人目だったことなども伝えられている。
しかし、その奮闘もむなしくチームは惜敗。プレーオフ進出がかかる終盤戦。まずはメッツとの残り3連戦で白星を重ねたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count