オリックスが球団創設80周年の復刻イベント開催へ 球団が秘める思いとは
イベント実施に欠かせなかったファンの後押し
オリックス・バファローズは「THE ORIGIN of Bs ~蒼き勇者の閃光~」と題し、9月3日(土)・4日(日)の日本ハム戦(ほっともっとフィールド神戸)、11日(日)の千葉ロッテ戦(京セラドーム大阪)で球団創設80周年の復刻イベントを開催する。
イベント当日は、オリックス・ブレーブス時代の復刻ユニフォームを着用、当時を彷彿とさせるビジョン演出のほか、中沢伸二氏、山田久志氏、福本豊氏、山沖之彦氏ら球団OBもゲストとして登場し、懐かしい雰囲気が再現される予定だ。
このイベントを実施するきっかけ、球団創設80年ヘの思いを、オリックス野球クラブ・企画事業部の緒方貴弘さんに聞いた。
1936年の阪急創設から80年を迎えたものの、2004年に近鉄と合併したオリックスがこのようなイベントを実施するにあたり、保守的な意見もあったと緒方さんは明かす。
「オリックスは2つの球団が1つになり合併を経験している球団です。今でも、球場では近鉄のユニフォームを着て応援して下さっているファンの方もいます。このようなイベントを開催することに対して、中には気持ちとしていい思いをしない方もいると思います」
しかし一方で、球団の歴史を振り返るイベントを実施することで、昔の思い出に触れることを望むファンの声も多かったという。80周年という球団の歴史を尊重した上で、新しいオリックス・バファローズというチームを作っていく――。その思いが、今回の復刻イベントにつながった。