「極東から来た天才たち」―メジャー史を彩る日本人6選手を米紙が特集
ニューヨークメディアは黒田の「手堅い仕事」を高評価
5番目に登場するのは、2013年にレッドソックスを世界一へ導いた上原浩治だ。現在は故障者リスト入りしているが、記事では「メジャー屈指のトップリリーバー」と称され、2013年のリーグ優勝決定シリーズで、5回1/3を投げて4安打9奪三振無四球と守護神として完璧な働きを見せ、MVPに輝いた。
最後に登場するのは、現在は広島でリーグ優勝に向けてチームを牽引する黒田博樹だ。「日本に戻る前にメジャーでは7年しか投げていないが、ドジャースでもヤンキースでも手堅い働きをする先発だった」と、いぶし銀の働きを称えた。他の日本人投手のように「変化球で生きた投手ではない」が、「平均93マイル(約150キロ)の破壊力抜群のシンカー」が武器だったと指摘。目立たないながらも「手堅く」仕事をしたと評価している。
今後も数多くの日本人選手が、海をわたり、メジャーの舞台で活躍するだろう。ここで紹介された6人の選手たちを、記録でも記憶でも超える選手が誕生するのか。夢と期待はふくらむ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count