金本阪神崖っぷち、「鳥谷・三塁」も勝ちにつながらず自力CS消滅

鳥谷が12年ぶりに三塁でスタメン出場、チームはワースト7連敗

 金本監督が見せた勝負の一手も勝ちにつながらずチームは今季ワーストの7連敗を喫した。阪神・鳥谷敬内野手(35)が3日のDeNA戦(甲子園)で「6番・三塁」で先発出場し、18試合ぶりにスタメン復帰を果たした。3打数1安打1盗塁の活躍も勝利には結び付かなかった。

阪神内野手陣の今季成績一覧

 甲子園に集まった虎党は試合開始前からざわついた。スタメン紹介のコールで鳥谷の名前が。歓喜に沸いたが、ポジションが「三塁」でということもあり驚きの声も上がった。三塁での出場は2004年9月11日対横浜戦(現DeNA)以来、実に12年ぶり。それでも初回の守備では先頭・桑原の三ゴロを無難に処理しフル出場を果たした。

「準備というのは別に。WBCでもやっていたし。ポジションは自分で決めることじゃないので」。試合後はいつもと変わらず淡々と口にするキャプテンの姿があった。これまでの定位置だった遊撃にはプロ4年目の北條が起用され続けているのが現状だ。三塁へのコンバートは来年に向けた布石とも考えられる。だが、逆転でのCS進出に向けての起爆剤にはならなかった。

 試合は2-1の8回に筒香に逆転の2点タイムリーを浴びチームは2012年以来となる7連敗。借金は今季ワーストタイの15となり、自力でのクライマックスシリーズも消滅。さらに最下位・中日とは1ゲーム差となり金本阪神がいよいよ崖っぷちに立たされた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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