好左腕KOしたイチローに敵将脱帽、敵地メディアも「これぞ殿堂入りする打撃」
フランコーナ監督も脱帽「とてもいい球を投じたと思うが…」
この一打に、マニング氏は「素晴らしい。 彼が好む外角低めの遅い変化球を狙いました。(ミラーの変化球を)十分に見ていましたので、これは見逃しませんでした。連続ヒットです」と解説。実況も「今季のミラーのような活躍を見せているピッチャー相手に、これぞ殿堂入りする選手のバッティングですね」と続け、左腕を降板に追い込んだ打撃を称賛した。
また、インディアンスの公式サイトでは、テリー・フランコーナ監督がイチローの勝ち越し打に脱帽。「ミラーは実際のところとてもいい球をスズキに投じたと思うが、捉えられてしまった。そういったことも起こりえるということだ」と語った。また、9回裏に右翼へサヨナラ打を放ったチゼンホールは打球に追いすがるベテラン外野手を気にしていたようで、「イチローはいまだにいい守備をするからね。打球の本当に近くまで迫っていた。ただただ祈る心境だったよ」と語っている。
試合前の時点で7勝1敗12セーブ、20ホールド、防御率1.34のミラーを攻略するなど2試合連続のマルチ安打で歴代3017安打としたイチロー。この日は5打数2安打1得点1打点で打率.294となった。プレーオフ進出を争うチームは痛恨の逆転負けで3連敗、借金生活に突入してしまったが、その打撃は敵地で称賛を浴びている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count