DeNAは球団創設5年目で初のCS進出なるか 悲願達成へカギと不安要素は?
DeNAの不安の種は…
8月16日から予定されていた神宮3連戦は、雨のため2試合が中止。代替試合は今月に組み込まれ、当時は戦線離脱中だった2人が戦力としてグラウンドに立てるのは、ヤクルトにとっては恵みの雨であり、DeNAにとっては不運でもある。夏の雨が結果的にCS進出の勝負の分かれ目になる可能性もゼロではない。
逆にDeNAには不安の種もある。不動の4番・筒香の負傷だ。3日の阪神戦(甲子園)で右足甲に自打球を当てた影響により、4日の試合を欠場した。大事を取ってのものだが、残り試合を万全の状態で出場し続けられるかは不透明。リーグ1位38本塁打を放っている主砲の状態が、命運を握っていると言ってもいい。
本来の強力打線のコマが戻り、上がり目という点においてはヤクルトに分があるだろう。しかし、12球団で唯一CS経験のないDeNAにとって、そんな苦境も悲願達成には超えなければいけない壁でもある。
就任1年目のラミレス監督は「ここまで来たら、先を見ずに1試合1試合戦い、勝ちを拾っていくだけ」と一戦必勝の姿勢を強調する。
果たして、最後に笑うのはDeNAか、ヤクルトか。DeNAが失速すれば、5位・阪神、6位・中日を巻き込んだ大混戦となる可能性もある。今年のCS争いは、シーズン終了目前までもつれる展開となりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count