青木宣親、6日にメジャー昇格と地元紙報じる スミスと出場機会争いに
残り91打席となった来季契約自動更新が出場機会に影響か?
マリナーズ青木宣親外野手が6日(日本時間7日)にもメジャー昇格を果たすことになりそうだ。地元紙「タコマ・ニューストリビューン」電子版が伝えている。青木は先月26日(同27日)に今季2度目のマイナー降格していた。
記事によれば、5日(同6日)にマリナーズのサービス監督が青木の昇格を示唆。6日に昇格し、そのままメジャーで戦い続けるという。マリナーズは先日、左の外野手ガメルを獲得。センターはマルティンで固定されているため、左右両翼を青木、スミス、ガメルの3人が守ることになるという。だが、指揮官はガメルを高く評価しており、実質的には青木とスミスが1つのポジションを争うことになりそうだ。
さらに、記事では興味深い事実にも触れている。今季の青木は、メジャーで98試合に出場し、打率.265、出塁率.333の成績だ。打席数は389を数えるが、実は今季480打席に到達すれば、来季の1年550万ドル(約5億7000万円)の契約が自動更新されることになっている。自動更新まで残り91打席で、シーズンは残り25試合ほど。リードオフマンとして毎日出場すれば到達できない数字ではない。つまり、来季の契約を踏まえた上で、今季の青木の起用法が決まる可能性は高い。
また、青木はあと11打席で400打席に達し、10万ドル(約1040万円)の出来高が手に入る予定。425打席、450打席、475打席、500打席に達すると、それぞれ10万ドル(約1040万円)が追加されることになっているそうだ。
チームはワイルドカード争いで2位チームに5ゲーム差の7位につけている。数字上は逆転もあり得るが、ここから1試合も落とせない厳しい戦いが続きそうだ。青木がチームの快進撃に火を付けられるか。期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count