イチロー代打で今季初本塁打! 日米通じ24年連続本塁打、本拠地は総立ち

10試合ぶり先発外れるも、メジャー16年目で初の代打ホームラン

 マーリンズのイチロー外野手が6日(日本時間7日)、本拠地でのフィリーズ戦で8回に代打出場し、16年連続となる今季1号2ランを放った。この一発でメジャー通算3019安打となり、歴代26位ラファエル・パルメイロの3020安打まで「1」と迫った。チームはイチローの2ランで1点差まで詰め寄ったが、3-4で惜敗した。

 10試合ぶりにスタメンを外れたこの日。3点を追う8回無死一塁で代打出場したイチローは、カウント2-1から4球目スプリットを振り抜いた。高く弧を描いた打球は、ライト席にあるブルペンへ飛び込む今季1号2ラン。1点差に詰め寄るアーチに、ベンチではチームメイトが大喜び。球場ではスタンディングオベーションが巻き起こった。

 そのまま右翼の守備に就いたイチローは、9回にも1死一、二塁の絶好機で2打席目を迎えたが、ここはレフトフライ。2打数1安打で4試合連続安打としたが、チームは手痛い黒星を喫した。

 メジャー16年目で飛び出した代打初ホームランで、オリックス時代のプロ2年目1993年から日米を通じて24年連続本塁打をマーク。日本人選手としては、張本功と門田博光の23年を抜き、谷繁元信(26年)、野村克也(25年)に次ぐ歴代単独3位となった。日米通算安打数でのピート・ローズ超え、メジャー通算3000安打の金字塔達成に続き、また新たな伝説を作り上げた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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