メジャー昇格即適時二塁打の川崎宗則、塁上での「投げキッス」が話題に
地元でも愛される川崎、代打での出番に「世界は歓喜した」
カブスの川崎宗則内野手が6日(日本時間7日)にメジャー昇格を果たし、敵地ブルワーズ戦でいきなりタイムリー二塁打を放つ活躍を見せた。これを受け、MLB公式の動画サイト「Cut4」が「ムネノリ・カワサキがメジャー復帰。二塁打放ち、投げキッス」と特集している。
今季はカブスで3試合のみの出場にとどまっていた川崎は傘下3Aアイオワでの日程を終えたタイミングで、右腕パットン、外野手アルモラ、捕手フェドロビッチらと共にメジャーに昇格した。
そして同日のブルワーズ戦で8点を追う9回1死二塁の場面で代打で登場すると、右腕ボイヤーの初球を一振り。巧みな流し打ちでレフト線を破るタイムリー二塁打を放った。カブスはその後、5-12と大敗したが、川崎は昇格直後の出番できっちりと結果を出した。
特集では「MLBのロースターが火曜日に拡大されると、カブスはこの内野手をメジャーに再招集した。ブルワーズ戦でカワサキが登場すると、世界は歓喜した」とレポートしている。
そして、ヒットの後の“アクション”にも注目。「特定の人間にではないが、彼は短い投げキッスを見せた」と伝え、二塁上で両手人差し指をベンチに向けた後、クールに投げキッスをする様子を動画を紹介した。また、「ムニ・カワサキは打率5割、出塁率5割、長打率.750の成績でカブス全体で首位に立っている」とも伝えている。
川崎は今季メジャーで4試合に出場し、4打数2安打1打点1盗塁。この日が今季メジャー初打点で、数少ない出番で勝負強さを見せている。今季89勝49敗でメジャー最高勝率を誇るカブスのワールドシリーズ制覇に向け、ファンからも愛されるムードメーカーは最高の起爆剤になりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count