広島、本拠地V逃すも25年ぶりV王手! ファンはG坂本逆転3ランにため息
本拠地の外では六甲おろしも声援届かず
巨人の坂本が阪神戦で代打逆転3ランを放った瞬間、広島の本拠地優勝を期待したマツダスタジアムでは大きなどよめきが沸き起こった。インターネット時代とあって携帯電話などで情報を知ったファンが一斉に落胆のため息をもらした。
M2で迎えた8日、広島が優勝するには中日に勝ち、さらに巨人が阪神に負けるしかなかった。広島は序盤からリードを奪う展開となり、注目は甲子園での阪神-巨人戦に集まった。チケットが取れずにマツダスタジアムの外に詰めかけた多数のファンが六甲おろしを歌って阪神に声援を送る場面も。しかし、7回まで1点ビハインドとなった巨人は8回に代打・坂本が逆転3ランをマーク。広島は中日戦の途中に優勝持ち越しが決まった。
それでも広島は中日に7-4で勝利。4連勝で優勝マジックを「1」と、25年ぶりVに王手をかけた。初回に丸が19号の先制ソロ。同点に追いつかれた2回には6本のヒットを集めて5点を奪い、2点差に迫られた7回にはエルドレッドが押し出し四球を選んで突き放した。今後は敵地で4試合を戦うため、本拠地優勝の可能性は極めて低くなったが、歓喜の瞬間は着実に近づいている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count