【女子野球W杯】マドンナジャパン、5連覇へあと3勝 王貞治氏から“金言”「気を引き締めて」

大倉監督も確かな手応え「ベネズエラ戦と違って雰囲気があった」

 今大会も日本のライバルになると見られていたアメリカが、5日のオープニングラウンド最終戦でオーストラリアに大敗。台湾とオーストラリアに得失点差で及ばず、スーパーラウンドに勝ち進めなかった。過去6大会ではすべて3位以内に入り、日本とも常に激戦を繰り広げてきたアメリカの敗退で、マドンナジャパンの心にスキが生まれてもおかしくない。ただ、5連覇へ向けて油断は最大の敵となる。

 実は、大倉監督も前日の夜にミーティングで同じような話をしたといい、さらに「昨日(7日)のベネズエラ戦(7-0で勝利)で、勝てるんじゃないかという雰囲気が(試合中に)あったぞ。それでは足元をすくわれる。1試合ずつ全員が全部をやり切って1日を終わっていこう」と選手に語りかけていた。王会長の“金言“も重なり、選手の意識は変わった。

 指揮官は「そういう意味では、誰が投げても、どんな展開でも(油断はしない)、という雰囲気は、ベネズエラ戦とは違って今日はあったように思いました」と試合を振り返る。効果はてきめんだったようだ。

 スーパーラウンドは残り2試合。2位以内に入れば決勝に進めるが、これで2012年からW杯18連勝としたチームには、優勝しか見えていない。5連覇の偉業へ、徐々に近づいている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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