評価急上昇の田中将大も候補入り! 米メディアが今季サイ・ヤング賞を予想

田中は6位にランクイン、後半戦に見せている安定したパフォーマンスが高評価

 2位にランクインしたのは、クリス・セール(ホワイトソックス)。15勝7敗、防御率3.07はクルーバーとほぼ同格。加えて、今季はリーグ最多の5試合で完投している点が評価されている。3位には、現在ハーラートップの19勝(3敗)を誇るリック・ポーセロ(レッドソックス)、4位には近年の不調から見事復活し、14勝7敗、209奪三振をマークするジャスティン・バーランダー(タイガース)、5位には、14勝5敗、防御率3.25でレンジャーズ先発ローテを牽引する左腕コール・ハメルズが入っている。

 そして、ハメルズに続く6位に登場するのが、これまで12勝4敗、防御率3.11、リーグ6位のWAR4.7という活躍を見せる田中将大だ。記事では「ヤンキースのチーム状況もあり、見過ごされがちだが」としながら、田中の“静かな”活躍ぶりに注目。特に、後半戦は「10試合に先発し、防御率2.89、無四球の登板も多く、奪三振数が与四球数を48も上回っている」としている。そして、何よりも今季は怪我なく、開幕から先発ローテを一度も外すことなく稼働していることを指摘。「ヤンキースにとって一番心強いこと? 田中が初めて30試合以上で先発することが当確になったこと。頼もしい」と太鼓判を押している。

 田中に続くのは、7位ホセ・キンタナ(ホワイトソックス)、8位ザック・ブリトン(オリオールズ)、9位アーロン・サンチェス(ブルージェイズ)、10位ダニー・ダフィ(ロイヤルズ)という蒼々たるメンバーだ。先発ローテ通りならば、田中はあと3、4試合に先発する見込み。残り試合のパフォーマンス次第では、大本命とされるクルーバーを逆転する可能性も残されている。ペナントレースとともに、個人賞レースの行方にも注目していきたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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