首位浮上の日ハム、高梨が自身初10勝かけ先発へ 新人王候補対決にも注目
ここまで自身8連勝で9勝2敗、新人王候補に挙がる右腕
15日ぶりに首位浮上した日本ハム。10日の楽天戦(コボスタ宮城)では3年目の高梨裕稔投手が先発する。
3年目の高梨は今季9勝2敗、防御率2.20。自身8連勝中で、10日は自身初の2桁勝利がかかるマウンドとなる。今季の対楽天戦は3試合登板(うち救援2試合)、計10回2/3で防御率0.00。前回8月13日の楽天戦(コボスタ宮城)では9回3安打無失点でプロ初完投初完封を挙げた。相性の良さを見せ、首位ロードを突き進みたいところだ。
ホークスとの首位争いと同時に注目されるのが今季の新人王をかけた“直接対決”だ。楽天の茂木栄五郎は9日まで今季98試合出場し、リーグ13位の打率.282 、4本塁打、33打点。パ・リーグ新人野手では唯一規定打席に到達。遊撃手とあって16失策を喫しているが、安定した打力で2、3、5番とチームの上位打線を任されている。
今季の両者の対決は高梨が5打数無安打に抑えている。高梨は「(新人王は)いろんな方に言ってもらえるので、意識してないわけではないですけど、まずは一戦一戦。目の前の戦いをしっかり戦っていって、その結果が(新人王に)つながってくると思う。新人王は後から付いてくればいい」と意気込んでいる。
新人王争いでは7勝7敗のロッテ・二木康太や6勝5敗の西武・多和田真三郎らがいるが、最終的には高梨、茂木の競争となる可能性は高い。熱い直接対決に期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count