大谷翔平自身3度目の1試合2発でチームを勝利へ牽引 吉川はプロ初セーブ

先発の高梨は4回途中4失点も救援陣が無失点リレー、近藤は2安打3打点の活躍

 日本ハムの大谷翔平投手が10日の楽天戦(コボスタ宮城)で今季2度目、自身3度目となる1試合2本塁打の活躍で勝利に大貢献した。チームは7-4で快勝し、2引き分けをはさむ3連勝で、5カードぶりの勝ち越し。この時点で2位・ソフトバンクと1ゲーム差に広げた。

 大谷がアーチ攻勢を見せた。近藤の先制打が出た直後の3回無死二塁。安楽の甘く入ったスライダーを捉え、右中間席上段へ21号2ランを放り込んだ。1点リードの6回2死一塁では左腕・金刃の内角低め139キロ直球をバックスクリーンへ22号2ラン。1試合2本塁打は8月6日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来今季2度目。2本塁打4打点の大暴れだった。

 打線では、2番・近藤が3回の先制適時二塁打など2安打3打点。チームは9安打で7点を奪った。投げては、新人王を目指す3年目の高梨が4回途中4失点で降板となったが、2番手・井口からバース、石井、宮西と無失点でつないだ。9回は先発から抑えに転向した左腕・吉川。プロ初セーブをマークした。

 今季初めて首位浮上した8月25日は“一日天下”で終わったが、今回は投打がかみ合って堅守した。11日の楽天戦(コボスタ宮城)は新人・加藤貴之が先発する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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