3年目にして故障離脱ゼロの田中将大 地元メディア「頼りがいあるエース」

先発29試合でチームは22勝7敗、ジラルディ監督「彼が先発する時は安心できる」

 楽天時代の2013年に見せた24勝無敗という驚異的な勝ち運が、わずかながら片鱗を見せる今季。記事によれば、ジラルディ監督は「彼がチームを牽引し、非常にハイレベルなパフォーマンスを続けてくれている。彼が先発する時は安心できる」と、先発陣を支える“エース”に対して今までにない大きな信頼を寄せているという。

 田中の活躍もあり、ヤンキースはワイルドカード枠でプレーオフに進出できる可能性が高まってきた。プレーオフ進出が叶えば、2012年以来4年ぶりのこと。そこで勝ち抜くためにも田中の好調維持は必須だが、記事では「頼りがいあるエースがいることは大きな助け。田中はそういう存在になった」と最大級の賛辞を送っている。

 8月にメジャー昇格を果たした新人捕手サンチェスとの息もピッタリで、バッテリーを組んだ5試合でチームは全勝、田中自身は4勝無敗を記録する。日本出身の田中とドミニカ共和国出身のサンチェスは、それぞれ通訳を介してメディア対応するが、マウンド上では英語でコミュニケーションを図るという。記事によれば、どちらの方が英語が上手いか質問された田中は、通訳を介さずに「サンチェス」と笑顔で即答したそうだ。よき女房役を見つけた田中は、チームをプレーオフに牽引できるのか、注目は高まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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