戦列復帰した上原浩治の起用法に米メディアが警鐘「コージを使いすぎるな」
戦列復帰後は5日間で3試合に登板、無失点の好投で指揮官の信頼を取り戻す
右胸筋の負傷から5日(日本時間6日)に戦列復帰したレッドソックス上原浩治投手。メジャー合流後は3試合に登板し、3イニングを投げて2安打5奪三振無四球無失点と完璧なリリーフを続けている。11日(同12日)敵地でのブルージェイズ戦では3点差の8回に登板して3者凡退。ファレル監督は上原を8回のセットアッパーとして起用することを示唆したが、米メディアから「コージを使いすぎるな」と警鐘が鳴らされている。
圧倒的な活躍を見せた昨季と比べると、今季は7月20日に故障者リスト(DL)入りする前まで防御率4.50と安定せず。右胸筋の負傷も重なり、41歳のベテランの復活に疑問の声が上がっていた。だが、5日(同6日)に復帰してからは、守護神として活躍した当時のスタイルが戻り、まだ3戦だが無失点に抑えている。
今季前半、上原の調子が上がらなかった原因の一つが、伝家の宝刀スプリットが高めに浮いてしまったことにある。変化が少なく高めに浮いたスプリットを本塁打され、一発に泣くことが多かった。だが、米スポーツ情報サイト「SBネーション」では特集記事内で、復帰3戦目となった11日(同12日)ブルージェイズを例に挙げ、「ウエハラはスプリットを効果的に投げた。重要なのは、それがストライクゾーン低め、もしくはゾーン外に集められていたことだ」と、上原の復調ぶりを指摘している。