戦列復帰した上原浩治の起用法に米メディアが警鐘「コージを使いすぎるな」
ファレル監督は8回にセットアッパーとしての起用も示唆
上原が好調時に近い状態に戻ってきたことは、ファレル監督も感じているようだ。現在、レッドソックスのブルペンで確実に計算できるのは、アンダースローのジグラーと守護神キンブレルのみ。他のリリーフ投手は状態が安定しないこともあり、指揮官は上原を8回にセットアッパーとして起用することを示唆している。現在、チームは混戦のア・リーグ東地区で優勝争いの真っ最中。残り19試合で4位ヤンキースまでのゲーム差は、わずか「5」で、プレーオフに進出するためにも、安定感を取り戻した上原を積極起用したいのが心情だろう。
だが、記事では、無失点に抑えている最近3試合でも球数は合計50球に達していること、さらに「現実はコージは41歳で、まだ防御率は4点以上だ」という事実を指摘。今後重要な局面で上原を効果的に使っていくなら、「もしソックスがコージを8回で起用し続ければ、さらに球数や投球回数が増えるだけ」と使い過ぎないことを提案している。
混戦模様の東地区を制し、プレーオフに進出するためには、さらにプレーオフを勝ち進んでいくためには、上原の起用法が一つのカギとなりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count