西武・岸が志願の延長戦続投でエースの意地 8勝目&1500投球回も達成
残りは「全部勝つつもりで」
志願の延長戦続投でエースの意地を見せた。
14日のロッテ戦に先発した西武の岸孝之投手は、3回で1500回投球回を達成。延長10回135球を投げ、浅村の20号決勝アーチで今季8勝目。2年ぶりの2桁勝利に近づいた。
スタンリッジとの投げ合いで、5回ルーキー呉の先制タイムリーで援護をもらうと、カーブ、チェンジアップと、抜いた球主体で8回まで6安打無失点。完封目前の9回先頭・角中に甘いスライダーで右翼席へ痛恨の同点アーチを浴びたが、「僕の失投ではしょうがない。球数も少なかったし、もう1回いきました。最後の最後で真っすぐもちゃんと出た」と、10回は2死一、二塁とサヨナラ負けのピンチに代打・岡田をこの日MAXの148キロ速球を連発して二直に。11回1死から浅村の20号ソロで白星がころがりこんだ。
6日の楽天戦の先発予定を発熱で回避。「(チームに)迷惑をかけたし、今日は一人で投げるつもりだった。アサ(浅村)には守備でも助けられ(7回2死二塁、代打福浦の打球をダイビングキャッチ)、ホームランも打ってくれて、感謝している。(残りの先発は)全部勝つつもりで頑張ります」と宣言した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count