阪神・藤浪、史上6人目160キロも反省 今季広島戦は未勝利のまま
課題と収穫を得たマウンド
プロ4年目で叩き出した160キロだったが本人は「引っかけ球だったので……。球速より球質なんで」と興味を示さなかった。
この日はリリースを打者よりに意識するなど試行錯誤しながらセ・リーグ覇者に挑んだ。「押し込めた感覚もあった。球の質、押し込むことに課題を置いて試した。良い面もあったが、コントロールに関しては良くなかった。反省点です」。
白星をつかみとることは出来なかったが課題と収穫を得たマウンドだった。
それでも、リベンジを果たすことは出来なかった。「もちろん勝負にこだわる」と意気込んだ1戦だったが、これで今季の広島戦は6試合で0勝4敗と未勝利のまま。わずかに残っていたクライマックスシリーズ進出の可能性も最短で16日にも完全消滅する。背番号19に残された登板機会は多くて残り2試合。このまま終わるわけにはいかない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count