阪神、連敗で同率最下位に転落 16日にもCS進出の可能性が完全消滅
7失点の先発メッセは「リードを守れなかった」、金本監督は「投打のかみ合い…」
金本阪神が窮地に立たされた。阪神は15日のDeNA戦(甲子園)で6-8で敗れ2連敗。試合のなかった中日と並び、同率最下位となった。早ければ16日にもクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全消滅する。
わずかな望みに懸けプレーを続けてきた猛虎たちに終焉の時が迫っている。先発・メッセンジャーは初回に先頭・桑原に先頭打者弾を浴びるなど早々と2点を失うと、同点に追いついた直後の7回に1死一塁から関根に勝ち越しとなる右中間三塁打を浴びた。続くロペスには中犠飛とDeNA打線を止めることが出来ず、6回2/3を10安打7失点で降板。11勝11敗と自身の貯金が無くなった右腕は「結果的に味方があれだけ点を取ってくれてリードを守れなかった。悔しいです」と肩を落とした。
打線は高山が一時逆転となる6号2ラン、さらにこの日昇格した陽川が同点の2号2ランを放つなど気を吐いたが、投手陣が崩壊しリードを守りきれなかった。金本監督は「今日は(メッセンジャーが)踏ん張れなかったというか。打線は頑張った。ただ、投打のかみ合い。6点取ったら8点取られるという、そこかな」と嘆くしかなかった。
Aクラス入りが消滅する危機に直面し、シーズン終盤にまさかの最下位転落となったタイガース。秋風が身にしみる時期が訪れようとしている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count