かつての阪神エース候補が1539日ぶり白星 苦悩の日々乗り越えつかんだ1勝
4年ぶり勝利の秋山「久しぶり過ぎて恥ずかしいが勝ててよかった」
かつてのエース候補が4年ぶりの白星に安堵の表情を見せた。阪神・秋山拓巳投手が16日のDeNA戦(甲子園)に先発。5回2/3で3安打1失点の好投で今季初勝利を挙げた。2012年6月30日・ヤクルト戦(神宮)以来、実に1539日ぶりの白星に「久しぶり過ぎて恥ずかしいが勝ててよかったです」と笑みをこぼした。
課題の立ち上がりでは、またしてもつまずいた。初回。先頭の桑原に遊撃内野安打を浴びると1死三塁からロペスにタイムリーを浴び先制を許した。前回登板の2日・DeNA戦(甲子園)でも初回に3失点。同じような光景が脳裏をよぎった。
しかし、落ち着きを取り戻した右腕は2、3、4、5回と無安打投球の快投を見せる。6回に2死二塁のピンチを背負い、40本塁打の筒香を迎えた所で交代となったが、粘り強い投球を見せた背番号27には虎党から拍手と歓声が沸き起こった。
「前回同様に失点してしまったが、(2回以降は)何とか押さえられた」