ダルビッシュも7失点でPOへ不安? 地元紙がレ軍Wエースの乱調を“不安視”
右ダルビッシュと左ハメルズ、各最近5試合の防御率は合わせて6.63
地区2位を争うアストロズとマリナーズに9.5ゲーム差をつけ、ア・リーグ西地区優勝へのマジックを5としたレンジャーズ。昨年フィリーズから左腕ハメルズを獲得し、今季は右腕ダルビッシュが右肘靱帯再建手術から復帰。レンジャーズ史上最強とも言われる先発1-2コンビの結成で、5年ぶりのワールドシリーズ進出に期待が掛かるが、ここへ来て小さな懸念が浮上してきた。頼みの1-2コンビのパフォーマンスが安定していない、というのだ。地元紙「ダラス・モーニングニュース」電子版が、その懸念について言及している。
17日(日本時間18日)に本拠地でのアスレチックス戦で先発したダルビッシュは、5回を投げて自己ワーストタイの7失点を記録。チームは11-2と大敗した。その前日の16日(同17日)、試合はなんとか逆転サヨナラ勝ちを収めたものの、先発を務めたハメルズは6回で6失点とピリッとせず。進出はほぼ当確となっているプレーオフ(PO)では、強力な1-2パンチとして頼りにしたい2人が、ここ1か月ほど安定した投球をできていない。記事によれば、ダルビッシュとハメルズ、それぞれの最近5試合の成績を合わせてみると、2人の防御率は6.63に上るという。また、2人ともに負け試合は四球数が急増することも指摘している。
左右のエースが見せた連夜の大量失点に、バニスター監督は「投手がしっかりしなければならないが、我々は2人を信じている。確かに、この2試合は大変だが、2人とも良い投手であると信じている」と、懸念と期待の入り交じる言葉を残したそうだ。