活躍光る岩隈、田中、前田 日本人先発投手のシーズン記録更新なるか

前田は日本人投手の新人最多勝利記録更新の可能性も

【新人】(規定投球回以上)
▽勝利数
1、ダルビッシュ有 16勝9敗(2012年、レンジャーズ)
2、松坂大輔 15勝12敗(2007年、レッドソックス)
  前田健太 15勝9敗(2016年、ドジャース)※
4、野茂英雄 13勝6敗(1995年、ドジャース)
5、黒田博樹 9勝10敗(2008年、ドジャース)
6、吉井理人 6勝8敗(1998年、メッツ)

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ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

▽防御率
1、野茂英雄 2.54(1995年、ドジャース)
2、前田健太 3.24(2016年、ドジャース)※
3、黒田博樹 3.73(2008年、ドジャース)
4、ダルビッシュ有 3.90(2012年、レンジャーズ)
5、吉井理人 3.93(1998年、メッツ)
6、松坂大輔 4.40(2007年、レッドソックス)

▽投球回数
1、松坂大輔 204回2/3(2007年、レッドソックス)
2、野茂英雄 191回1/3(1995年、ドジャース)
  ダルビッシュ有 191回1/3(2012年、レンジャーズ)
4、黒田博樹 183回1/3(2008年、ドジャース)
5、吉井理人 171回2/3(1998年、メッツ)
6、前田健太 164回(2016年、ドジャース)※

 田中は歴代の日本人投手の中では現時点で5番目となっているものの、さらに成績を向上させる可能性は十分にある。今季のア・リーグは打高投低で防御率2点台は田中だけとなっており、最優秀防御率のタイトルを獲得すれば、日本人では初の快挙だ。また、岩隈も松坂の18勝に手が届く位置にいる。前田はあと2勝で2012年のダルビッシュを超える日本人新人最多勝利を更新できる。

 大詰めを迎えているメジャーリーグ。熾烈なプレーオフ進出争いの中で、救援陣も含めた日本人投手陣が輝きを放つことに期待したいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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