DeNAの“番長”三浦が今季限りでの引退を表明 理由は「勝てなくなったから」
背番号18は「横浜ナンバー」として当分は欠番に
DeNAの三浦大輔投手が20日、横浜市内で記者会見を行い、今季限りでの現役引退を表明した。トレードマークのリーゼントで登場した三浦は「わたくし三浦大輔は今シーズン限りで引退します。高校卒業して横浜大洋ホエールズに入団して今年で25年目。25年間、横浜の街に育てられて、たくさんの方に応援していただいて、ここまでやってこられました」と話した。
引退を決断した理由については「勝てなくなったからです。引退の文字は数年前から頭にありました。でも、まだまだ出来る。まだ勝てる(と思っていた)。先発をできなくなったら、勝てなくなったら、やめると決めていました」として、家族などとも相談した上で「最終的には自分で決めました」と明かした。
三浦は1991年のドラフト6位で大洋(当時)に入団。25年間、横浜一筋で現役生活を送ってきた。プロ通算534試合に登板し、172勝183敗、防御率3.58。23年連続勝利はプロ野球タイ記録で、今年7月11日の中日戦では24年連続安打の“世界記録”も達成。ギネス記録として認定された。
今季はプロ球界最年長として25年目のシーズンに臨んだが、2試合に登板して0勝2敗、防御率8.64。プロ野球記録となる24年連続勝利は、まだつかめていない。
会見では、背番号18を「横浜ナンバー」として継承していくことも発表された。18番にふさわしい選手が現れるまでは欠番とするという。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count