前田健太、今季年俸10億超に “新相棒”とコンビでも「らしさ発揮」で16勝目
ダルビッシュに並ぶ日本人1年目最多の16勝、指揮官は「彼らしさを発揮した」と評価
ドジャースの前田健太投手が21日(日本時間22日)、本拠地ジャイアンツ戦に先発し、5回3安打2失点(自責1)で16勝目(9敗)を挙げた。8月下旬にトレードで加入したベテラン捕手のルイーズと初めてコンビを組み、序盤に失点を喫しながらも、しっかりゲームを作った。2012年のレンジャーズ・ダルビッシュ有投手(16勝9敗)に並ぶ、日本人1年目最多の勝利数に到達。今季30試合目の登板で新たに出来高がつき、今季の総年俸はついに10億円を超えることになった。
前田は初回、先頭のスパンを四球で歩かせると、続くパガンにライトへのタイムリーを浴びた。さらに、2回にも2死からアドリアンザにソロを浴びて2失点目。しかし、3回は3者凡退に抑えると、4、5回も走者を出しながら無失点に抑えた。2回に前田が自らのバットでタイムリーを放つなど、打線も5回までに9点を奪い、快勝した。
MLB公式サイトによると、デーブ・ロバーツ監督は試合後に「ケンタとルイーズ(前田とは初マスク)は序盤はお互いのことを知ろうと探り合っていた。立ち上がりケンタはストライクゾーンの角にボールを集めすぎていたが、一度波にのると、彼らしさを発揮していたね」と評価したという。女房役が変わっても、前田の安定感は変わらなかった。