上原浩治の復帰効果は経済理論で説明可能?「救援陣にトリクルダウン効果」

「彼がマウンドに立っている時が、一番安心できるイニング」と指揮官

 記事では、こんなデータも紹介している。9月21日現在、9月のレッドソックス救援陣の防御率は0.89で、メジャートップの数字を誇るという。9イニングあたりに出した走者の数を示すWHIPは1.03でメジャー4位、9イニングあたりの奪三振数(10.91)は2位、被打率(.193)で3位タイだそうだ。8月1日のトレード期限前後には、地元メディアはこぞって「ブルペン補強が急務」と主張していたが、今では「再びレッドソックスのブルペンは見ていて楽しい」とまで評価している。

 シーズン序盤は調子が上がらなかったものの、怪我から復帰後は以前のような安定感を取り戻した41歳ベテラン右腕を、ファレル監督は「年齢やいろんな要素を取り除けば、彼がマウンドに立っている時が、一番安心できるイニング。うちのチームで過ごした時間のほとんどは、彼はそういう投球を見せてくれている」と大絶賛し、信頼の深さをうかがわせたという。

 今季オフにはフリーエージェントとなる上原だが、記事では「レッドソックスは再契約を考えるべき」と主張。プレーオフ、シーズンオフを通じて、「ウエハラ」の名前が地元メディアを賑わすことが増えそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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