M3で優勝へ前進! 大谷翔平の活躍を引き出した先輩たちのアシスト
初対戦ミコライオの初球を同点打「西川さんから特徴を教えてもらった」
日本ハムの大谷翔平投手が26日の楽天戦(札幌ドーム)で同点タイムリー&サヨナラのホームを踏む大活躍。チームの優勝マジックを「3」に減らした。
「3番・DH」でスタメン出場。同点タイムリーは1点差の8回2死三塁に生まれた。金刃から代わったばかりのミコライオの初球ツーシームをバットの先に乗せて中前へ。打った瞬間に右手にガッツポーズを作る手応え十分の一打だった。
ミコライオとは今季初対戦だった。2012-14年まで広島に所属し、日本では通算5年間で11勝11敗73セーブ、50ホールドの実績を誇る剛腕。大谷が放った同点打の裏には、1番打者からのアドバイスがあった。
「西川さんに特徴を教えてもらって、初球からどんどん行こうと思いました。基本的な球の質、軌道を聞いてました。変化量とか質とか。基本的にはきれいな真っすぐは投げてこない。配球は自分で考えてた」
西川はこの日で記録がストップしたものの、前日まで45試合出塁をマーク。23日の同カードでは8回1死で対戦し、一塁内野安打を放っていた。「僕は(金刃から)代わると思ってなかった。そこは想定外でしたけど、しっかり結果が出て良かった」。絶好調男の助言を受けたとはいえ、一発で結果を出すところにも二刀流の凄みを感じさせる。