コロン、急逝のマ軍エースを思い被弾後にマウンドで静止「なんという光景」

敵捕手も「僕も泣いていた」

 そして、対戦相手のメジャー最年長選手も特別な思いを抱いていたという。MLB公式サイトのメッツ番記者、アンソニー・ディコモ氏はツイッターで「ディー・ゴードンは泣きながらダグアウトに戻ってきた。バートロ(コロン)も(故人への)敬意から、マーリンズに祝福させるためにマウンドで動きを止めている。なんという光景なんだ」とレポートしている。

 メジャーでイチロー外野手よりも唯一年長の43歳のベテラン投手は、フェルナンデスに捧げるホームランを喜ぶマーリンズの選手たちのために、あえて時間を作ったという。

 MLB公式サイトでは、打たれたコロンもまた感動で泣いていたと伝えている。試合後に「彼らが勝つことができて本当に良かったと感じているんだ。わかるだろ? 自分に勝ったのがフェルナンデスだとすれば、本当に嬉しいんだ」と優しい口調で話したという。

 さらに、コロンだけでなく、メッツのトラビス・ダーノー捕手も「僕も泣いていた。彼がホームに戻ってきた時、彼の顔には涙が伝っていた。僕も同じ気持ちだった。テレビで見ていようと、どこにいようとも、全世界があの瞬間にそういう感情を抱いたと思う」と話していたと、記事ではレポートしている。

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