亡き幼なじみの右腕に捧げる満塁弾 「残された家族のために打った」
兄弟のように近しかった親友への供養は「毎日100パーセントでプレーすること」
記事によると、ディアスは「自分にとっては兄弟」という亡き親友を偲びながら「彼を称える最高の方法は毎日球場に来て、100パーセントでプレーすること。それが彼の望みだと思う。彼がそうしたように、毎試合100パーセントのプレーを見せて、チームに勝機を与えたいんだ」と語ったという。
悲しみに沈むフェルナンデスの母親と祖母と過ごしたディアスは「昨日(マイアミに)到着した瞬間の彼の母親と祖母の様子は言葉にできない。僕を我が子のように見つめていた。マイアミ行きを許可してくれた球団にただただ感謝している。遺族との時間を過ごすことができた。家族も本当に感謝していた。彼のことを兄弟だと思っている。自分にできることはそこに行って、家族と過ごすことだった」と振り返り、通夜に参列させてくれた球団に感謝の気持ちを述べたという。
前日にはマーリンズのディー・ゴードン内野手がメッツ戦で今季第1号となる先頭打者ホームランを放ち、号泣しながらベースを1周した。そして、この日はディアスがキャリア初の満塁弾。フェルナンデスを偲ぶ気持ちが、次々とミラクルプレーを生み出している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count