上原浩治、復帰後10戦連続無失点の力投 レ軍サヨナラ負けも3年ぶり地区V
ヤ軍は9回テシェイラが劇的サヨナラ満塁弾、PO進出へ望みつなぐ
レッドソックスの上原浩治投手が28日(日本時間29日)の敵地ヤンキース戦で1イニングを無失点に抑える力投を見せた。3点リードの8回に登板し、無安打1四球無失点と好投。これで復帰後、10試合連続無失点となった。レッドソックスは9回、テシェイラにサヨナラ満塁弾を被弾し、3-5で敗れたが、ブルージェイズがオリオールズに敗れたために3年ぶり8度目のア・リーグ東地区優勝を決めた。
0-0で迎えた8回、レッドソックスは4番ベッツの2点適時二塁打などで3点を先制。その裏、マウンドに立った上原は先頭の6番グレゴリウスを高めの直球を振らせて空振り三振に仕留めると、続くテシェイラには四球を与えたものの、ヘドリー、代打ヒックスと中飛に打ち取った。
41歳右腕はこれで右胸筋の負傷から復帰後、10試合連続無失点を継続。レッドソックスは9回を戦っている最中にブルージェイズがオリオールズに敗れたため、この時点で地区優勝が決定した。
しかしその後、守護神キンブレルが無死満塁から押し出し四球を与えて降板。5番手の右腕ケリーは2死を奪ったものの、テシェイラに満塁弾を被弾し、3-5で敗れた。
レッドソックスはこれで2連敗となったものの、ワールドシリーズ制覇を達成した2013年以来の地区優勝となった。一方のヤンキースは3連勝でプレーオフ進出へわずかな望みをつないでいる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count