青木宣親、今季30度目マルチ&好守 マリナーズは1点差勝ちでPO進出へ望み
3-2でアスレチックスに勝利、3試合を残してPO圏内と3ゲーム差
マリナーズの青木宣親外野手は29日(日本時間30日)、本拠地でのアスレチックス戦に「1番・レフト」で先発し、4打数2安打と今季30度目のマルチ安打を記録。チームは3-2で勝利し、プレーオフ(PO)進出に望みをつないだ。
青木は初回、まずは守備で魅せる。1死からボートのライナーがレフトに飛ぶと、前進してきて体を投げ出すようにダイビングキャッチ。好守で本拠地を沸かせた。
その裏の第1打席は相手先発グレーブマンの前に空振り三振。3回は2死走者なしでレフト前ヒットを放ったが、続くスミスが中直に倒れて、先制点には繋がらなかった。
マリナーズは4回にマーティンのタイムリーで1点を先制。青木は5回1死一塁で第3打席を迎えるも、中飛に倒れる。すると6回、好投していたマリナーズ先発ミランダがピンダーに同点ソロを浴びた。
7回、マリナーズはズニーノのソロで1点を勝ち越す。続くマルテがバントヒットで出塁して無死一塁となると、青木は打席でバントの構え。きっちりと一塁側に転がしたが、ピッチャーの横の絶妙のコースへ。青木は一塁を駆け抜け、内野安打となった。無死一、二塁とチャンスが広がったものの、後続が倒れて得点には繋がらなかった。
青木は8回の守備からベンチへ。マリナーズはマルテのタイムリーで1点を追加すると、9回はディアスが1点を失うも、逃げ切りに成功。2連勝でワイルドカード圏内のオリオールズ、ブルージェイズとは2ゲーム差。シーズン3試合を残して、プレーオフ進出に望みをつないでいる。
青木は4打数2安打で打率.279としている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count