ダルビッシュ今季最多12Kで吠えた! 6回3安打1失点の快投で7勝目の権利
最速156キロの速球でレイズ打線を圧倒! POに向けて準備万端
今季7勝目を目指すレンジャーズのダルビッシュ有投手が9月30日(日本時間10月1日)、本拠地でのレイズ戦に先発し、今季最多となる12奪三振を記録した。6回を投げて3安打12奪三振1四球で1失点(自責1)の快投を披露。7勝目の権利を持って、97球(70ストライク)を投げて降板した。防御率は3.41。
今季最終登板は初回から飛ばした。最速97マイル(約156キロ)を計時した速球で積極的にストライクゾーンを攻め、スライダーでバットを振らせるパターンで三振の山を築く。初回は先頭ディッカーソンに左前打を許したが、後続をきっちり3人で抑えた。2回は1死から、3回は2死から、味方野手の失策で走者を背負う不運もあったが、安打は許さず。4回に1死からフランクリンに左前打されるも二塁を踏ませず、5回は3者凡退に仕留めた。
レイズ打線に付け込まれたのは2-0で迎えた6回。先頭キアマイアーに四球を与えると、続くロンゴリアに左中間へ二塁打を運ばれて1失点。だが、ここから3者連続三振に仕留め、今季最多となる12奪三振を記録した。
打線もダルビッシュを援護した。初回2死二塁からベルトレの中前適時打で1点を先制すると、3回にはベルトランが右翼ポール直撃のソロ弾を放って2点目。1点差に詰め寄られた直後の6回裏には、オドールが今季33号となるソロ弾を放ち、再び2点差に広げた。
6日(同7日)から始まるプレーオフの地区シリーズでは、7日(同8日)の第2戦での先発が有力視されている。悲願のワールドシリーズ優勝に向けて、戦う準備は整った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count