プロ初登板から一夜明けたホークス松本「足りないものを再確認できた」
1日で登録抹消も「得るものは大きかった」
9月30日の楽天戦でプロ初登板を果たしたソフトバンクの松本裕樹。デビュー戦ではいきなりの被弾もあったが、直後に初の奪三振を記録するなど、1回を1失点だった。
1日に登録を抹消されるが、同日の1軍投手練習に参加。和田毅と並んでダッシュを繰り返すなど「違う雰囲気で練習できた」と、充実した表情を見せた。
「ここ(ヤフオクドーム)で投げて、足りないものを再確認できました。まずは球威を上げていくことがテーマにしたい」
1日、ソフトバンクの2軍は宮崎で巨人とのファーム日本選手権を戦い、2-6で敗れた。松本も2日前までは宮崎に行く予定だった。
「(ファーム日本選手権の)雰囲気も経験したかったですが、1軍で投げたことはそれ以上に得るものが大きかったと思います」
2日にはフェニックスリーグ参戦のために、宮崎に引き続き滞在する2軍に合流する予定。そこからチームの秋季キャンプが終わるまで、背番号「66」は1軍登板で再確認した「足りないもの」を補うために、野球漬けの日々を送ることになる。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura