広島廣瀬、涙で「声援が頼もしかった」 倉も「世界一のカープファン」に感謝
廣瀬は新井から、倉は黒田から花束を受け取る
広島は1日、レギュラーシーズン最終戦の本拠地・ヤクルト戦に逆転勝ちし、シーズン89勝目を挙げた。今季限りでの現役を引退する廣瀬純外野手は7回に代打で出場。左飛に終わったが、スタンドを沸かせた。
8回からは鈴木誠也に代わって右翼に入った。強肩で知られ、何度もスーパープレーを見せてきた37歳の守備をファンは期待したが、打球を処理する場面はなかった。
終了後のセレモニーでは「このような機会を与えてくださった関係者のみなさま本当にありがとうございます。最後の打席で自分の応援歌を歌っていただき本当にうれしかったです。けがの多かった自分ですが、そのたびにたくさんの方に支えられ、何度も立ち上がることができました。苦しい時に背中を押してくれる、ファンの皆様の声援が本当に頼もしかったです」と涙ながらにあいさつ。16年間プレーしたチームに別れを告げるとあって、感極まった様子だった。
同じく、今季限りで引退する倉義和捕手もセレモニーに参加し、「入団して19年。へたくそだった自分をここまで育てて頂き、ありがとうございました。今年、優勝、最高にうれしかったです。世界一のカープファンの皆様ありがとうございました」と感謝した。
廣瀬は新井から、倉は黒田から花束を受け取り、最後はチームメートの手で胴上げされた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count