先発ローテ牽引の岩隈で終戦…マ軍指揮官「球団史上最も記憶に残る1年」
延長10回の大熱戦も敗戦、4回途中5失点の岩隈は「本当に悔しいし、残念」
マリナーズは1日(日本時間2日)、本拠地でのアスレチックス戦で延長10回の熱戦の末に8-9で敗れ、プレーオフ進出が消滅した。先発の岩隈久志投手は3回2/3を9安打5失点の乱調でKO。青木宣親外野手が5打数2安打1四球1得点1打点、主砲のカノとクルーズが本塁打を放つなど打線が奮起して同点に追いついたが、最後は力尽きた。それでも、スコット・サービス監督は「球団史上最も記憶に残るシーズンだった」と選手を労った。MLB公式サイトが伝えている。
岩隈は幸先よく2点を援護をもらうも、3回に6安打を浴びて4失点、一気に試合をひっくり返された。4回も2死からタイムリーヒットを浴びて5失点。ここで降板となった。
チームは5回にカノの39号2ランで1点差とする。3点差に広げられた7回は先頭・青木の二塁打をきっかけに、カノのタイムリーとクルーズの43号2ランで同点に。岩隈の黒星は消えた。しかし、8回はクルーズ、9回は青木が、いずれも同点の2死満塁の絶好機で凡退。最後はクローザーのディアスが延長10回に決勝打を浴び、力尽きた。
球団公式サイトによると、シーズンを通して先発ローテーションを牽引しながら、最後の重要な一戦で乱調に終わった岩隈は通訳を介して「ここまで来て負けてしまいました。自分の投球をすることも出来なかった。本当に悔しいし、残念です。これ以上何も言えません」と振り返ったという。