イチロー残留へ、マ軍が契約延長「今週にも行使」 球団公式サイトが伝える
最終戦でメジャー通算2500試合出場、代打で3030本目のヒット
マーリンズのイチロー外野手は2日(日本時間3日)、敵地でのナショナルズ戦で5回に代打で出場し、メジャー歴代単独56位となる通算2500試合出場を記録した(MLB公式サイト参照)。右前打を放ち、メジャー通算3030安打。歴代23位のロッド・カルー(3053本)まで23本に迫った。チームは7-10で敗れ、借金2でシーズンを終了。球団公式サイトは、マーリンズが保持するイチローの来季契約更新の権利を「今週中にも行使するだろう」と伝えている。
イチローは3点を追う5回、先頭で2番手投手・ニコリーノの代打として登場。ナショナルズ先発シャーザーの5球目の95マイル(約153キロ)速球をライト前に弾き返した。その後、テリスのメジャー初本塁打で生還。守備にはつかず、交代した。この回3得点で一時は同点に追いついたマーリンズだったが、その後は点の取り合いの末に7-10で敗れた。
今季はメジャー通算500盗塁、日米通算安打でのピート・ローズ(4256本)超え、メジャー通算3000安打、日米通算で福本豊が持つ三塁打の日本記録(115本)更新など、数々の偉業を達成。143試合に出場し、打率.291をマークした。キャリアワーストの打率.229に終わった昨季から“V字回復”。終盤までプレーオフ進出争いを繰り広げたチームで、存在感を見せた。
昨季はシーズン終了直後に契約を1年更新。年俸200万ドル(約2億260万円)となる2017年の契約更新は、球団が選択権を持つ内容となっているが、残留は確実な状況のようだ。