レンジャーズ初の世界一へ、POは好調ダルビッシュの本拠地登板がカギに?
「アーリントンでのピッチングは今季ダルビッシュの力となっていない」!?
乾燥した気候で打球が飛びやすく、打者有利な「ヒッターズ・パーク」と呼ばれるアーリントンで数字を残しているデズモンドに対し、ダルビッシュは少々事情が異なる。ESPNは「ダルビッシュにアドバンテージなし?」と指摘。エース右腕は今季、ピッチャーには不利な本拠地で苦しんでいるという。
9月30日の本拠地レイズ戦では今季最多の12三振を奪う圧巻のピッチングを見せたが、記事では「しかしながら、アーリントンでのピッチングは今季ダルビッシュの力となっていない」と分析。本拠地での登板10試合で、防御率はレイズ戦の圧倒的な投球を含めても4.26。敵地での先発7試合では防御率2.28となっており、明らかに“外弁慶”状態だというのだ。
そして、この対照的な数字には理由があるという。「ダルビッシュにとって、この違いの大きな理由はファストボールの成功率だ」。本拠地ではダルビッシュの速球に対して、相手打者は打率.280という成績を残しているが、ロードでは打率.194と完全に抑え込んでいると、記事では紹介している。
地区シリーズで、ダルビッシュは7日(同8日)の第2戦での先発が有力視されている。上り調子の中、レイズ戦のように本拠地で圧巻のピッチングを見せられるか。悲願の世界一へ、日本人右腕に大きな期待がかかる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count