記録づくしのイチロー、活躍光った先発陣…今季日本人MLB選手の成績は?
怪我から復帰のダルビッシュと上原は、調子を上げてプレーオフへ
右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)で昨季全休となったレンジャーズのダルビッシュ有投手は、5月に復帰。その後、右肩の張りで一時離脱もありながら、17試合先発で7勝5敗、防御率3.41の成績を残した。復帰1年目で投球回数は100イニング(100回1/3)に到達。132奪三振と実力を見せつけた。
レッドソックスの上原浩治投手は、ブレーブスから守護神キンブレルがトレードで加入したため、セットアッパーに配置転換。開幕から7試合無失点も、その後は防御率4点台とらしくない数字に。7月には右胸筋を痛めて故障者リスト(DL)入りした。しかし、9月に復帰してからは11試合連無失点と圧巻のピッチングでシーズンを終え、地区制覇に大きく貢献。防御率も3.45まで回復した。
上原とともに強力ブルペンの中心的存在として期待された田澤純一投手は5月まで防御率2点台を維持も、8月26日には4.89まで膨れ上がるなど苦しんだ。ロースター枠が拡大した9月は登板回数が減り、わずか5試合の登板にとどまったが、5イニングを投げて3安打6奪三振1四球で無失点。今季の防御率を4.17とし、オフにフリーエージェントとなる。