イチロー所属のマーリンズ、ボンズ打撃コーチが1年で退任へ

米複数メディアが報じる

 イチロー外野手の所属するマーリンズがバリー・ボンズ打撃コーチと来季契約を結ばない方針だと米複数メディアが報じている。

 ボンズ氏は現役時代にメジャー歴代1位の762本塁打を記録するなど輝かしい成績を残したが、禁止薬物使用疑惑などで2007年のシーズンを最後に事実上、引退。今季マーリンズの打撃コーチとして本格的に球界に復帰していた。だが、地元紙「マイアミ・ヘラルド」のクラーク・スペンサー記者やMLB公式サイトのジョー・フリサロ記者らによると、今季プレーオフ進出を逃したマーリンズはボンズ氏と来季契約を結ばず、レニー・ハリス三塁コーチ、ブルペンコーチのレイド・コーネリアス氏とともに今季限りで退任となるという。

 マーリンズは今季チーム打率.263でリーグ15チーム中2位の好成績だったが、それ以外の打撃成績は低迷。長打率.394は同12位、本塁打数は128本で同14位、得点数も655点で同13位。ジャンカルロ・スタントン外野手、ジャスティン・ボーア内野手らの負傷離脱も痛手となり、ボンズ氏の打撃コーチ就任の効果は数字に明確に表れなかった。今季メジャー通算3000本安打を記録したイチローとの“師弟関係”もわずか1年で終了となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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