ダルビッシュ有、大一番へ 因縁の対決も、“雄叫び”が「彼の最高の状態」
負けられない一戦で先発へ、バニスター監督は“雄叫びのススメ”!?
メジャーリーグはポストシーズンの地区シリーズが6日(日本時間7日)に開幕。レンジャーズはブルージェイズに本拠地で1-10と大敗し、黒星スタートとなった。7日(同8日)の第2戦は、ダルビッシュ有投手が先発。ジェフ・バニスター監督は「雄叫び」が日本人右腕の調子のバロメーターだと地元メディアに明かしている。
悲願の世界一へ、いいスタートを切りたかったレンジャーズだが、まさかの大敗スタートとなった。地区シリーズ初戦の先発を任された今季15勝のエース左腕ハメルズが、4回途中6安打7失点(自責6)と炎上。4回までに0-7と大きく引き離され、あっさりと敗れた。
第2戦も負けることがあれば、王手をかけられた状態で敵地での第3、4戦を戦うという、絶望的な状況に追い込まれる。苦境を脱するため、ダルビッシュの投球には大きな期待がかかるが、地元紙「スターテレグラム」は「感情を露わにした時のダルビッシュは、より優れている」とのタイトルで特集記事を掲載した。
記事では「エキサイトしたユウ・ダルビッシュが最高のユウ・ダルビッシュだ、とレンジャーズのバニスター監督は見る」と紹介。ピンチの場面や、試合終盤で三振を奪ったときに見せる感情のこもった「雄叫び」は、もはやダルビッシュのトレードマークとも言えるが、同紙は「マウンド上で感情を露わにしている時が最高の状態だ」と指摘する。