ダルビッシュ、まさかの4被弾5失点KO! チームに勝機を与えられずに降板

2回に先制2点弾、5回にはソロ弾3本でKOされる

 7日(日本時間8日)にア・リーグ地区シリーズ第2戦が行われ、レンジャーズのダルビッシュ有投手が本拠地でのブルージェイズ戦に先発し、4被弾を含む5回5安打4奪三振1死球5失点(自責5)だった。前日に黒星を喫したチームは、悲願の世界一に向けて必勝態勢だったが、チームに勝機を与えられず。84球(52ストライク)を投げて5回で降板した。

 前日の第1戦でエース左腕ハメルズが打ち込まれ、1-10と大敗したレンジャーズ。必勝態勢で臨んだ第2戦でダルビッシュは力強い投球を見せながらも要所で踏みとどまれなかった。初回からいきなり97マイル(約156キロ)の速球を投げて3者凡退に斬ったが、2回に先頭バティスタに四球を与えると、1死後にトロウィツキーに2ボールから3球目内角96マイル(約154キロ)速球を左中間席に運ばれ、2点の先制を許した。

 3回は先頭バーニーに死球を当てるも、後続3人を抑えて無失点。4回も2死からトロウィツキーに中前打を許すが、次打者を空振り三振に仕留めて追加点を許さなかった。

 だが、味方が1点を奪った直後の5回、先頭ピラーに内角高めのボール球を左翼ポール際に入るソロ弾とされ、再び2点差に広げられた。さらに、1死からカレラに右中間へソロ弾、2死からはエンカーナシオンに左翼席ギリギリに入るソロ弾を許し、思わずマウンド上で天を仰ぐ姿も。5回を投げ終えて84球でマウンドを下りた。

 “ダブルエース”と呼ばれる左腕ハメルズと右腕ダルビッシュで連勝したかったレンジャーズにとって、大きな誤算となってしまった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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