メジャーの「本当の戦い」は10月から? 日米におけるプレーオフの違い

パ・リーグでは04年からクライマックスシリーズが導入

 パシフィック・リーグでは2004年から、セントラル・リーグでは2007年から導入されたクライマックスシリーズ。日本ではまだ歴史が浅いが、すでにいくつもの名勝負が生まれ、2010年に千葉ロッテがレギュラーシーズン3位から下克上で勝ち進み、日本一のタイトルを手にしたことも記憶に新しい。

 メジャーリーグでは、2014年に両リーグのワイルドカードチームであったサンフランシスコ・ジャイアンツとカンザスシティ・ロイヤルズがワールドシリーズまで勝ち進んだ。レギュラーシーズン中では他のプレーオフ出場チームに比べて勝率が低かった両チームが最後まで勝ち進んだことに不満が聞こえなかったわけではないが、レギュラーシーズンという長期戦、そしてプレーオフという短期決戦の戦いは別物である。

 そもそも、プレーオフ出場チームを決めるシステムがうまくできていて、消化試合を減らすためのビジネス的な観点をスポーツファンもしっかりと理解しているためにこのようなシステムが成立している。

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