前田健太、PO初登板も3回に一挙4失点KOで敗戦投手 ドジャースは窮地に
2ラン浴びるなど3回5安打4失点、ベンチでうなだれて動けず…
ドジャースの前田健太投手は10日(日本時間11日)、本拠地でプレーオフ地区シリーズ第3戦のナショナルズ戦に先発したが、3回5安打4失点2四球4奪三振と乱調に終わり、敗戦投手となった。ポストシーズン初登板で2回まで無失点も、3回にレンドンに2ランを浴びるなど一挙4失点。無念のKOで3点のリードを許したまま降板した。ドジャースは3-8で敗れ、1勝2敗とナショナルズに王手をかけられた。
前田は初回、先頭のターナーを空振り三振に仕留める。ワースにはライト前に運ばれるも、マーフィーは遊飛。ハーパー、レンドンは連続四球で2死満塁としたが、最後はジマーマンを空振り三振に切って取り、ピンチを切り抜けた。
すると、その裏にシーガーが先制の適時二塁打。幸先よく援護をもらった。
2回はエスピノーザを空振り三振、ロバトンを中飛、ゴンザレスを空振り三振と3者凡退。しかし、3回につかまってしまう。先頭のターナーにセンター前ヒットを許すと、ワースはライト線への二塁打。ターナーが一気に生還して同点に追いつかれた。マーフィーは右飛も、続くハーパーにはライト前に運ばれて1点を勝ち越された。
さらに、ハーパーには二盗を許し、捕手グランダルの悪送球で三塁まで進まれる。ここでレンドンにはレフトスタンドへと2ランを運ばれ、この回一挙4失点。この回限りで無念の降板となり、代打を送られた。
この日は63球を投げてストライクは41球。降板した前田はダッグアウトでベンチに座ると、しばらく下を向いたまま動けなかった。
ドジャースは5回、代打ルイーズの2ランで1点差に迫る。前田の後を継いだ投手陣は、8回まで5投手のリレーでナショナルズ打線を無失点に封じた。しかし、9回に登板した守護神ジャンセンが4失点。リードを4点に広げられると、打線はナショナルズの救援陣を最後まで攻略できず、3-8で敗戦。リーグ優勝決定シリーズ進出へ向けて、窮地に追い込まれた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count