松坂世代、ドラフト6球団競合…第1次で戦力外となった“元ドラ1”選手は?

6球団競合で入団した大場、長谷部は5球団競合で楽天へ

 同じくプロ14年目の新垣はホークスに自由獲得枠で入団すると1年目に8勝をマーク。2年目から3年連続で2桁勝利を挙げた。しかしその後は成績を落とし、14年途中に交換トレードでヤクルトへ移籍。新天地では通算4勝にとどまり、今オフ戦力外となった。

 また今回の元ドラ1・16選手の中で入団当初、最も話題を呼んだ一人は大場翔太投手だろう。07年大学・社会人ドラフトで6球団競合の末にホークスに入団。しかし、プロ入り後は思うような成績を残せずに昨オフに金銭トレードで中日に移籍し、1年で戦力外となった。通算9年で85登板にとどまり、15勝のみ。大学時代、大場とともに“ビッグ3”と言われた長谷部康平投手も注目を浴びた一人でドラフトでは5球団が競合したが、楽天入り後は度重なる手術にも苦しみ、通算11勝と期待に応えられなかった。

 一方、球団別にみると、今回の16選手の中では阪神の元ドラ1が最多で5選手。次いでヤクルト、西武、ホークス(ダイエーとソフトバンク)の2選手となっている。

 今後、現役続行を見据えて新天地を模索する選手、ユニフォームを脱ぐ選手と、決断は人それぞれだろう。元ドラ1選手たちがどのような道に進むのか、新たな一歩に注目したい。

 第1次で戦力外となった元ドラフト1位選手(※自由獲得枠、希望入団枠を含む)は以下の通り。

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